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マウントデリシャスの日記です。


by mtdelicious
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ぱそこんの先生・4                           ラブリ


シリーズでお伝えしてまいります、この企画。
もういいだろう、と思いつつも
多少ネタが浮上してきたので・・・
シリーズ完結編。  (たぶん



今日、たけし様に久々に会うと、今日が誕生日だったらしい。
まあおめでとう。てか早く言え。

たけしは前スレを読んだらしく、

私を横目で見ると、
「十分魔界だよ・・・、つーか、妖怪?」
と言ってフフン、と鼻で笑った。
D


さて、ひと月程前、たけし家を訪問した。
「たけしが家の家財をごっそり入れ替えている!」
との情報が流出したため
たけしの身の回りの者はこぞってやつに詰め掛けた。
行くっきゃないっしょ!

たけしは、いいものを持っている。
そう。たけしは
大金持ちなのだ。


やつは恵比寿の、自分のマンションにすんでいる。


「いらっしゃい。」と扉が開いた瞬間
やっぱりな・・と思ったが、

生活感のかけらもない。
まず物がなすぎる。

部屋は白を基調にしたワンフロアで、
調度品はまるでインテリアの一環のようにオブジェ化。
大きなデスクには、最新型のPC周辺機器がぞろりと揃っている。
さすがぱそこんの先生、・・・・違うか・・プロデザイナー。


「なによ・・・この部屋は。なんかくれ。」

自分は身震いしつつも、まず言ってみた。
「遅かったな。もう何もないよ。」
「なんかあるでしょ。」
と自分は食い下がってみる。
「ないって。」

確かにないわ・・・・・・・・。
自分はフロアを見渡して黙った。
ムダは一切ないこの部屋には・・・。

余計な物がないのですることも無く、
自分はこの部屋で唯一ムダかと見受けられる小ぶりの
サッカーボールを見出すと、それを部屋中けりまわしながら
なんかくれを連発した。
結果。
たけしは、とうとう

「じゃあ、これをあげる。ハイ。」

と、小さな銀色のデジタル時計を2個、自分に手渡した。
同じのが2こ。

なにこれ。

「服の両そでにつけるらしいよ。」
「使わな・・・・、あ。使う。」

自分はこういうミクロな時計に大きな用途があったのを思い出して、
「じゃ・・・これもらう。」
としぶしぶ言った。

そして帰りがけ、
これだけか~、なんだよー、もっとくれよ~、
とぐずりまくる自分に、
ハイハイ、もう二度と来んなよ、とたけしはにこやかに手を振ると、
ああ、また俺書かれそう・・・。と笑いつつもボソリとつぶやいた。

この瞬間、自分はもう一話書こうと思った。


こう、もっと大きな、いかにも何かいいものもらった!という感じ
を期待してた自分は、小さな物をもらってむくれた。
しかし、たけし家にある物が予想以上に高価な物ばかりだったので
その時は気付かなかったんだと思うが、
実際家に帰ってきてみると、十分いいものもらった、という事に気がついて、
自分はルンルンとしていた。


ところがですよ。おくさん。


この時計、もらった時点で一個が止まっていました。
分解すると、中には、SG1という型の豆電池が積んであったわけですよ。
しかしこの電池が!どこ行っても売ってない!!
殆どの電池が揃う量販店に行っても、

電気屋店員:「あ~、これは珍しいですね。
          今置いてるのはSG3までですね~。」

  ワロタ。



たけしに言ったら、
「お宅の近辺の田舎の電気屋だからだろ。」
妹に言ったら、
「てかたけしが標準的装備持ってるわけないじゃん。」


くそ~
甘かった!!


やっぱりたけしは感じが悪い・・・のか否か。w


by mtdelicious | 2007-04-23 03:45 | ラブリーレイナ