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マウントデリシャスの日記です。


by mtdelicious
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今更、Jam集,サークルオフドラゴンについて

MtデリシャスのリハーサルはいつもJamで始まる。

最初は何も決めずに勝手に始まり、なんとなく指を動かしているうちに、いつのまにか音楽と一体化し始め、そのうち演奏しているのも忘れてしまう。 
音楽だけど曲ではないし、完全な演奏ではないけど、作曲し、決められた演奏では出てこないプレイや、フィーリング、考えつかない世界が無意識の中からやって来る事も多い。

一緒にやっているメンバーが次に何をやるかわからないし、無意識に瞬間に対して反応しているうちに今まで自分の中で眠っていた未来が現れて、消えて行く。

たいていは大きな開放感と漠然とした印象だけが残り、長い時間自分をさらけ出していた事に気付き、顔を見って笑って終る。 そんな時は良いJamだ。

それとは違い、曲作りのためにやるJamは、頭で音を探しながら演奏するので、良い演奏という感じにはならない。

ここにある音のほとんどは曲になるわけではないけど,Jamに酔って解き放たれたフィーリング,自由な空気はライヴや次のアルバムに確実に反映される。

変わり続けるバンドの、08の秋から09の頭までのバンドの状態の記録。
出来れば一度はヘッドフォンで聴いてみてね。
shake





このジャム集は日頃僕らがやってる、実験のひとこま。
客観的なところはかけらもないが、本能だけで感じ合ったことを具体的に音にし

第一段階なのかも。とわいえ、こんなジャムが大好きで毎度リハーサルが始まる
と、
必ず30分位はジャムってます(笑)
ドラマーは体が良く動くことで演奏上のストレスがなくなる。
僕にとってはとても大事なウォーミングアップでもあります。
でもシャケのギターがバキューンて入ると
すぐスイッチオンになってしまう(笑)
聴きずらいところも多々ありますが、暖かい目で(耳か!)聞いてくださいな。
夏にまたライブ会場で皆さんの笑顔に逢えることを楽しみにしています。
Katsumi





Disk1

1.ゆらゆらゆ 08’ 5月〜7月のある日   
Dr克己、G,shake Bassトッチー Voレイナ

これは全く記憶がない。
しかし、めずらしく曲っぽくなっている。
たぶんジャムの中で自然に出て来た物を、一度止めて、簡単な構成を決めてやったと思う。
最初は難しそうだけど、すぐに入り込んでいくのがわかる。

魔女も本領を発揮している。
他にこんなふうに歌うシンガーを知らない。 
ハードディスクレコーダーには、もうひとつUPテンポで始まり、終るバージョンもあった。


2.追憶のJam 09’ 2月      
Dr克己、G,shake Bassヒカル +Loop

29分のJamの中間部。 ループを使っているのでずっと同じような世界が続くが,この部分だけ妙に郷愁を感じる音になっていた。


3.B.B Jam  09’2月 
Dr克己、G,shake, Bassヒカル

ボーディドリーのリズムで何かやろうと言って始めたJam。
26分のJamの中間部。 2と共にヒカルが入った最初のセッション。
19歳とは思えないクールなプレイ。それに比べて30年も余分に生きてる人達は、かなりやんちゃにやっている。


4.ラズベリーJam 08’ 10月       
Dr克己、G,shake, Bassトッチー, Keyレイナ

33分続いたJamのラストで、激しかったり、クールにやったりした後、一番最後にたどり着いた甘く幸せな世界。


5.カントリーマンJam 08’ 10月    
Dr克己、G,shake, Bassトッチー, Keyレイナ

4分ほど何でもない音を垂れ流して嫌になった後,滅多に使わないメジャースケールを弾いたとたん無性に楽しくなってしまったJam。 最後はノリノリになっている。


6.太陽のJam 08’ 5月〜7月      
Dr克己、G,shake, Bassトッチー Keyレイナ
珍しく9分で終ったJam。
ストイックで宗教的なニュアンス。


Disk2
1.Jam初め Part1 09’ 1月        
Dr克己、G,shake, Bassヒカル

今年1発目のJamなのでしばらくたまっていた物が、かなり激しく吹き出している。
最初はみんな勝手に爆発しているが、徐々に一つになり始める。
いつもキーボード無しの3人で演奏する時はヘヴィーな演奏になるけど、この時は特別。
完全にハードロックバンドという感じになっている。


2.Jam初め Part209’ 1月          
Dr克己、G,shake, Bassヒカル

同じJamの約5分後。
エネルギーは少し落ち着いて、やや知的なやり取りのようになっている。


3.Jam初め Part309’ 1月         
Dr克己、G,shake, Bassヒカル

33分続いたこのJam最後の7分半。
かなりリラックスし、自由な気分で遊んでふざけている。


4.AG Jam1 08’ 10月          
Dr克己、AG,shake Bassトッチー ,Voレイナ

ソロライヴでやっているAGのオープンプレイをバンドでやるとどうなるのかと思い、初めてAGでJamをやってみた。 克己とトッチーは遠慮気味にボサノバ調にやっている。
のんきなバージョン。


5.AG Jam2 08’ 10月 
Dr克己、AG,shake Bassトッチー ,Voレイナ

もっと無遠慮に叩いてもらったバージョン。
全体にビシッとしている。
レイナが微妙なポルタメントをしていて面白い。


6.AG Jam3 08’ 10月 
Dr克己、AG,shake Bassトッチー ,Voレイナ

楽しんで自由に叩いてもらったバージョン。
自分にとってドリーミーな世界に入ったせいか,途中から頭が作曲モードになっているのがわかる。


7.ヘビ女 08’ 10月 
Dr克己、G,shake Bassトッチー, Keyレイナ

この時のセッションはツアーラストの長野の前で、みんなリラックスしていて
面白物がポンポンでて来た。

アップテンポでやったJamのリフだけを残し、スローにやろうというだけのテーマでやった。
あきらかに三国さんはやらないような、ゾンビのようなオルガンが面白い。

俺の頭もすっ飛んで、昔インドのお祭りで見たヘビ女のイメージが蘇る。

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by mtdelicious | 2009-05-17 23:09 | shake