マウントデリシャスの日記です。


by mtdelicious
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アフリカンマーケット                           ラブリ



この体調のお陰様によって、あまり外出ならず。
これを利用してブログ用にいくつか書いています。

音楽通信のvol4がまとまりかけているんですが、
もうちょっと字数を減らさないとダメだこりゃ。

しかし、ふと昔のを読み返していて、あ。これ書こう。
と今思ったそれは。

「アフリカンマーケット」

何を買ったかですよ。おくさん。
前に質問を受けましたw

セネガルの代表的マーケットは、首都ダカールの中心地に2つある。
1つは海に近いマルシェ・ケルメル。もう1つは、サンダガ・マーケット。

カメラをマーケットで持ち歩くのは非常に危険なので、
マーケットの写真が一枚もない・・・・。セネガルを知る大きな
1つの要素であるだけに、帰ってきた今も寂しい思いがします。

写真で上げられないのでちょっと説明すると、
このマーケットというのは、雑居ビルや露店みたいなのがごった返した一地区
を指します。この地区は、街一つ分もある巨大マーケットです。
大きな道は碁盤の目のようになっていて、さらに細い通路や路地が通じている。下記URLで写真がちょっと見れます。
http://mondo.ciao.jp/tripsenegal/marche.html 


さて。
日本人は、当然吹っかけられる。
が、現地語を話すと、セネガル人は急に喜びだす
習性があり、大分安くなる。
1月もすると、物の相場ってモンが分かってきて、
先にこっちから「これを幾らで。」といえるようになってくる。

それは、サンダルがこわれて、サンダガへ買いに行った時に起こった。
自分はとある店の、銀色のサンダルがどうしても欲しかった。
ところが、珍しく商売の堅い相手は、どうしても値を下げない。
それは信じられない額を言ってきて、相手はこっちがどうしてもそれを
欲しがっているのを読んでいた。

「8000」
「あり得ない!」
「・・・・まあね、6500」
「ダメダメ」
「5500。これ以上はない。」
よくゆうよ・・・・と自分は思った。
「じゃあ、他当たるわ。」
と自分はタンカ切ってみた。
セネガル人はこれに弱く、他に行く、というと十中八九待った!分かった、
それでいい、と言ってくるのはもう学習済みだ。
しかし、相手は違った。
「じゃいいよ、よそ行けば?」
むむう~・・・・。
「5500で買う分けないしゃんか!!!!」
この辺りで、セネガルではまず滅多にいない日本人と、このあんちゃんとの
押し問答は大分目立ち始め、回りには、人が集まり始めていた。

というか、最近ここらでイエローがよく来てる、という感じで、
顔見知りも多くなってきていたし、広いサンダガの中にあっても、
何か買おうとすると、ああ、あんたか、という反応も見られるようになっていた。
それほどに、セネガルでは日本人はいないのだ。

自分は、とっさに歌を歌ってみた。

セネガル人にとって、歌と踊りは最高の娯楽で特別なものだ。
この国では、歌と踊り=セックスの象徴といって過言でない。
そして、娯楽的要素の全てが「歌と踊り」だけに集約されている。
だから、ちょっと歌ったり踊ったりするだけで、いきなり大騒ぎ
になったり、急に周りが顔色を変えて飛んだり跳ねたりし出だした
事がなんどもあって、自分は驚いていた。そしてその顔つきは、
一様に、恥ずかしさや興味や楽しさで凛々とした気に満ち溢れるのだ。
少し歌っただけで、いきなりはにかんで逃げてしまう女性もいる。

歌と踊りに対するこの過剰反応の元となる感覚。
私はそれを数ヶ月では掴みきれなかった事を、とても残念に思っている。
いや、日本人の自分には、結局もう分からないことなのかもしれない。

セネガルではつまり、
歌と踊りが、プロを例外としては、芸能としては機能していない。
セネガル特有の踊りのスタイルはあるが、それは単に「スタイルがある」
という事にとどまっている。

バレエやその他様々な舞踊が、形の美や、形式を発展させ、
本来の意味を失って1つの芸能や芸術として成り立ってきた今日、
セネガルでは、今だ歌と踊りが芸能としての意味を持たないのだ。

それは本能による極めて性的な、娯楽としてのあり方だ。
私らにしてみると、ダンサーが足を上げたりするのは当たり前ではないか。
そこにもはや性的なものなど感じないではないか。
しかし、セネガル人はまだそれを恥ずかしく思ったり、
顔を赤らめたり、キャーキャー言う。
原始的な舞踊の姿が、セックスシンボルとしての舞踊の形が、ここには残っている。


余談だが、しかしその分というか、また別にして、プロは物凄かった。
燃える本能を確実なモチベーションに、形式を完全化したプロのセネガルの
ダンサーは、正直、今まで見たダンサーの中でも、ダントツに衝撃的だった。
ユッスンドゥール(アフリカ出身で一番ワイルドワイドに有名になったバンド。
日本にも何回も来日している。)の第二の顔でもあるアサンチャンの率いる
バンドのリハーサルを特別に見せてもらいに行ったのだが、ここのダンサーは
もう、踊ったときのオーラが、ダンサーの稼動域をはるかに越えてた。

おっと、舞踊の話になってしまった。
さて。
それで、自分は、歌を歌ってみた。
クンバガオロセック(セネガルの美空ひばり)の曲だ。

すると。

うわあああああ~~~~!!!!

と物凄い騒ぎが巻き起こった。
「セネガル人なの?」「違う、日本人だよ。」「どうしてこれが歌えるの?」
「もう1回もう1回!」「ちがうやつも歌ってみて!!」「一緒にうたいたい。」(なぜ)
こういう声が一声に渦のように巻き起こり、人の山は先が見えないほどに膨れていた。

断れる状況でない自分がもう一度歌いだすと、この一山はウソのように
集中して聞いた。人をかき分けようとする手も、その位置でピタリと止まって歌を聴いた。

「もう1回もう1回!!!!」

3度目になると、一緒にうたいだすものが沢山出てきた。
そして、ついに、サンダル屋のあんちゃんは言った。
「2500でいい。持ってきな!かなわねえよ。ヤウ、サイサイ!(悪い奴だな!)」

という事で、目出度く2500cfaで購入。(円にすると500円)
自分はほくほくとして家に帰った。

ところがですよ、おくさん。

数日後にサンダガマーケットに行ったらですよ、
知れ渡ってるんですよ。;
そして、数メートルおきに、「あっ!!あんたでしょ!歌って歌って!」
と言われる。および、そう言いつつついて来る。
驚いた事に、これはサンダガ一帯にだった。渋谷原宿一帯程は容易にある
広さの中で、至るところで「ウェイマ!ウェイマ!(歌って歌って)」
という掛け声がかかった。
参った自分は、しばらくサンダガに行くのを自重したが、
これは日本へ帰る時まで大分長く続き、最後に日本へ土産を買うために
サンダガを訪れた時にまで、歌ってくれたら負けるよ、
と相手が自ら提案してきて、もうやんないよ(笑)と言った。

それが、ダギトスマラマヤテージャラル、という思いでの一曲です。

他にマルシェで何を買ったか、というのは、本当に
覚えてない・・・。
マニキュアを買った。不思議と服は全然買わなかった。
なぜ・・・いつもマルシェで、何してたんだろ(^^;)
貴金属も、私は強烈なアレルギーがあるので見るだけTT
あっ!!!!石!!石を買いました。

次回。不思議な石の話・・・・
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by mtdelicious | 2007-07-22 05:03 | ラブリーレイナ